腰痛とコルセット|吉祥寺コアド整体院

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腰痛とコルセット

たまにコルセットを巻いて来院される方がいらっしゃいます。
では実際コルセットは使った方がいいのでしょうか?

私の見解は、「痛くてどうしようもなく、それでも動かなくてはいけない時には使い、それ以外の時は極力使わない方がいい」です。

理由①:筋力の低下
「抗重力筋」という名前を聞いた事がありますか?文字通り、重力に対抗するための筋肉です。

地上で生活する上で必ず重力の影響を受けます。重力があるため、姿勢を維持するために常に緊張しなければならない筋肉があります。(全ての筋肉がダランとしていると立っていたり、座っていることは出来ません。)
この筋肉を「抗重力筋」と言います。

コルセットをするとこの抗重力筋が脱力しても姿勢を維持「できてしまう」ため、抗重力筋が緊張する必要がなくなり、その結果、筋肉・筋力がなくなります。

理由②:筋肉の緊張
コルセットを巻くときはきつく締め、安定させます。
安定するのですが、かなりきつく締めるため、絞められた筋肉の血流は低下します。血流の低下した筋肉は硬くなってしまい、柔軟性が落ちてしまいます。

問題はコルセットを外したときです。
外したときにちょっとした動作をした時に腰が伸びず、再びギクっと痛みが出てしまう可能性があります。

「コルセットを付けていると楽だからついつい」という方はいらっしゃいますが、このような理由があるため、長時間コルセットをすることはあまりお勧めしていません。