こんにちは!
腰痛専門【吉祥寺コアド整体院】の新海です。
今回は高血圧と減塩の関係についてです。
もうご存知の方も多いと思いますが、タイトルの通り、高血圧と減塩は関係ありません。
つい先日もNHKで高血圧→減塩しましょう!という特集はやっていましたが、この情報は正確ではありません。
例えば、30年前はトレーニングの一環で、
①うさぎ跳びをしましょう!
②運動中は水は飲まない!
というのが当時は一般的でしたが、今では誰もしていません。
これと同じです。
30年前は高血圧→減塩という考え方は一般的でしたが、これはもう古い考え方です。
なぜ血圧が高くなるのか、そのメカニズムを理解すれば減塩しても変わらないということが理解できるでしょう。
まず血圧のメカニズムについて。
血圧は文字通り、血液の送り出される圧力のことです。
心臓のポンプが血液を送り出します。その強さを表しています。
血圧は高くなったり低くなったりしますが、これは自律神経がコントロールして、最適な圧力で血液を送り出しています。
そのため、高血圧になったからまずい!というわけではなく、圧力を高くして血液を送り出す必要があるため、結果として高血圧になる、と解釈してください。
なので、血圧の数値だけ勝手にコントロールして下げると危険です。
ではなぜ高血圧になるのか?
それは
①血液がドロドロしていて流れにくいから
②血管の壁が硬く、血液が流れにくいから
このどちらかです。
減塩すると①と②が解決出来ると思いますか?
塩の成分が邪魔をして血液がドロドロすると思いますか?
塩が原因で血管の壁が硬くなると思いますか?
これは明らかにNOです。
塩に限って言うのでしたら、減塩では無く、増塩すべきです!
ただし、摂取する塩は食卓塩(精製塩)ではなく、天然塩です!
この理由を説明します。
塩の主な成分はナトリウムです。
もし仮に減塩するとなると、塩分、つまりナトリウムを摂らないことになります。
ナトリウムが不足すると腎臓から血液を上げよう!というホルモンが分泌されることが分かっています。
もうこれだけでお分かりだと思います。
ナトリウム不足、つまり減塩が高血圧をもたらすのです。
では塩なら何でもいいのかというとそうではありません。
食卓塩は塩化ナトリウムが99%以上含まれた、ミネラルバランスが崩れてしまった、人工的な塩に対し、天然塩は塩化ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど、ミネラルバランスが血液に近い、理想的なバランスの塩です。
つまり、天然塩の摂取→ミネラル補給→腎臓から血圧を上げるホルモンが分泌されない→血圧は上がらないのです。
どの塩を買うべきか分からなければ、塩が売られているパッケージの裏にマグネシウムやカリウムなどの成分表記があります。
塩化ナトリウムしか書いていない、もしくは500グラム100円ぐらいで販売されているものは食卓塩です。
ほとんどの方がミネラル不足です。
ミネラルをしっかり摂取すれば自然と血圧は下がってきます。
天然塩をしっかり摂取して、ミネラルを補いましょう!
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